「市民が賢く転換期を生き抜くための学びの場」としての勉強会です。
今回は、柴山桂太さん(京都大学院 人間・環境学研究科准教授)のお話しを聞き
来られた方同士でお話しする機会を与えてもらえます。
とてもわかりやすく面白い有意義な時間となりました。
また繰り返されている
「グローバリゼーションとは何なのか?」
歴史からみて同じ道をまた辿ってしまっているかのようです。
ヒトは、忘れられるから生きていける。
でも忘れないよう何度も学び
繰り返さないように意識して
暮らさないといけないこともあるんだと感じます。
小麦・大豆の国産自給率について言えば
戦前では109%だった(この時代、日本は小麦を海外に輸出していた)
しかし、1960年度には39%に急減し、その後は11~14%で推移している。
大豆の場合、戦前は31%、60年度には28%。
その後低下し、現在は5%程度であります。
戦後の小麦や大豆の供給量の急激な増加、
政府の思惑通り海外からの輸入によるものでした。
小麦や大豆の消費は、大量に海外から供給されるものでまかなっている。
消費は拡大しているのに生産は衰退しているのです。
ここには、安い小麦の問題も隠れているようです。
海外から大量に安く仕入れるために、
安い賃金で働かされ、大量に作るために農薬を使い管理する。
そして、その農薬会社は儲かり、そこで働かされている方は身体を壊す。。。
ここでも、格差問題は起きてきているように思います。
格差の問題をなくすためにも、大切に食べるものを作ってくださる方の為にも
政府の思惑に乗らないためにも
私たちができることの一つに
「目に見える生産者との関係」だと考えます。
そして、政府に踊らされない国民一人一人の意識を
自分たちも同じベクトルを持って政治にも参加していかないとどんどん勝手に決められてしまいます。
決して、海外からの取引を否定するのではないのです。
鎖国をした方がいいとも思っていません。
海外ともいいつながりの中で(自然を壊さないようにしている方たちの企業)からは
買いたいと思うし。応援もしていきたい。
もう一度、私たちの暮らし方を。
私たちが日々できる消費のことを。
見直していけるように。
個人がそれぞれ何かを生み出せる考える社会を。
人だからこそできることを。
自然を壊さないように。
ヒト同志も壊さないように。