1年に2度開催している「たねの日」
今年はコロナの事もあり、開催できるか?
みんなで悩みましたが、
9月5日(土)「たねの日」無事開催終了いたしました。
今回は、初めてzoomを使ってリモートでの開催も試みてみました。
(コロナがなかったらそういう発想にはならなかったから、コロナのおかげ?(笑))
カリフォルニアから、小笠原諸島から、沖縄からの参加もあり
とても嬉しい繋がりになりました。
もちろん、繋がりのある方が誘ってくださってもいるのですが。
それでも、スタッフみんな広がりを実感しました。遠いようで近い。
ネットワークというのは、こういうことか。と改めて見直し(笑)
最終は会いたいと思いそうですが(笑)
いつか、会えたら楽しいだろうなぁ~と夢は膨らませながら。
大切な生命の源大事な「たね」を全世界で守っていけたら。
きっと、地域に根差した「たね」は庶民こそが守れることでもあり、
守っていけることでもあるのでしょうね。
それぞれの実際の活動も教えてもらいながら
みなさまにも紹介もしていきながら
「たねの日」という会を広げて続けていけたらと思っています。
昔は「たね」は買うものではなく、繋いでいったり分け合っていたり
今では種苗会社さんによって売られるものを買う事が普通になりつつあるのですが
遺伝子組み換えだとか。種が残せない「たね」だったり。
ヒトが甘い品種を好むのでそういう品種に遺伝子操作したり
箱に詰め込みやすいように形の揃ったものにしていったり。
聞くといろんなことが浮上してびっくりすることも。。。
(そして、毎年買うことになってしまう、
たね(生命)が繋がらない(次の年のたねとして使えないってどういうこと?)
1年だけの生命しか宿っていない? (弱い生命力を食べる=元気にならない?)
「種採り」は場所をとるし、大変だから、買う方がラクだから。(買わせるようにしていった?)
戦後、食べ物がなくなっていた時代。たくさん食べてもらう為に
餓えに苦しまないように。大量生産という忙しいサイクルにもなっていたのでしょう。
たねを取るほどの余裕もなく?ないように成長戦略に庶民も乗っていった?
ということもあるのかもしれません。経済成長優先でみんなが動き働いていた時代。
この時代は、もう過ぎ去り何が残ったのか?たくさんの有り余るほどの「モノ」
大量生産型のシステム。により何かを失ってきたことにも気づいた今の時代。
でも、このままで大丈夫?
そんないろんなことを「どうなの?」と想ったみんなで
自分たちの安心できる「たね」を広げて作って守って、食していけたら。
土の中(環境 地球 微生物)を大事にしていくことにも繋がる。
有機認証を取ることよりも、自然農で地球を土を壊さないように(もちろん森林伐採も)
ヒトができること。はそのものが生きれるように環境を整えてあげること。
少し手を貸すことだけだといつも思うようにしています。
「ヒトの都合を考えすぎない」「やり過ぎない」
大豆はタンパク質を増やすことで、たくさんのお豆腐が作れる?
米は甘味やもちもち感(アミロペクチン)を増やすこと、お野菜にも糖分を増やす方が売れやすくなる?
でも、糖尿病が増え続けている? 砂糖だけの問題ではなさそうです。
食に関わる私としては、どんなものを消費するのか?(買い物をするのか?)
を意識するようにしています。
新しい時代を想像して創造していけるように。未来の子供たちが困らないように。
日々の暮らしの中で自分に何ができるのか?を考えながら
私もこの大事な「たね」を想いながらパンにも大切に使っていきたいです。
ILcieloのパン種も20年ほど繋いでいます。
いろんな微生物たちが集まった生命力あふれる「たね」にいつも助けられています。