9月3日(土)
第2回目となる
「たねの日」が堺町画廊さんにて開催されました。
今回は野菜展とも合わせて開催され
野菜たちの色や形にも感動しながら
そのもともとの種を(在来種や固定種)を残していき
そして繋げていく動き。
たくさんの方にお越しいただけて本当に楽しい一日となりました。
世界でも、いろんな種の交換会やオーガニックマーケットが開かていることを知り
日本でもどんどん広がっていければと願います。
在来種を守ること(無農薬で農業すること)を通して
いろんな繋がりも生まれはじめているのを感じます。
新しい方、2回目またお越しいただけた方。
人の繋がりもでき知り合いが増えることでみんなで足りないところを
補いあったり助け合い、話合いの広がりを続けていければ嬉しいです。
みんなで意識して残していこうとすることで、
大切に育ってくれたものを買うことで
その農家さんが続けていける原動力にもなり、
届ける方(食べてくださる方がいるから)お野菜を大事にできる。
これは、私の天然酵母パンを続けていくこととも同じことだなぁ~と思います。
時芽輝農場の池添友一くんのお話しの中で
やはり土の中の多様性について(土の中に虫がいたり、菌(微生物)がいたりすること
が大切だとありました。
それは、もし何か病気を起こしてしまった時。
その病気に対応できるモノがいることで、その病気を最小限に抑えることができる。
これは、自分たちの身体にも言えることのような気がします。
身体に菌を入れておくことでそれを分解してくれるチカラに変わってくれる。
いろんな菌と共存している昔から食べられてきた
味噌、醤油、梅干し、天然酵母(果物の芯や皮の部分や種の部分でも取れます)など身近なもので
身体に取り入れていければと思います。特別に買う必要はないんでしょうね~。
実は身近に、とっても大切なモノが溢れていることを意識していきたいです。
友一くんの息子のすぐるくん。
道端に木が落ちていると、「火の燃料だね」と大切に拾って帰るようです。
簡単にひねれば火が出てくるのとは違い、
何で火がつくのか? 実はゴミだと思ってしまっているものが
ヒトが生きていくのに、宝ものだということを2歳半にして知っているのです。
経験を通して学んでいくものなんだなぁ~とつくづく思います。
火を危ないと子供に経験させてあげられないと。
より危ないと思います。
火の怖さを知ることで大切に扱うことを知り
火が燃えればどうなるかも想像できるのかもしれません。
友一くん、もちろん自分の畑もしながら
雑穀を育てておられる方の所に訪ねたり、お手伝いをしたりも
されているようです。
高齢の方がされていることが多く、
昔から使っていた農機具なども見せてもらったり
いろんなことを教わっていると話していました。
そうすることで、また頑張ろうとしてくださったり
大切なことを教えていただけたり
いろんな世代との交流が大切だと感じさせられます。
今ならまだ、ゴミだと思ってしまっているものを
本当は素晴らしいモノに変わることを知っておられる方。
いろんな技術を持った方がおられるんですね。
これを引き継いでいけるように私も何かしてけたらなぁ~と考えた一日にもなりました。
本当に楽しい、濃厚な一日になりました。
また、来年しようと話しておりますのでどうぞお越しくださいませ。
皆さまにお会いできますのも。
交換した種たちが育っているのかを知れることも楽しみにしております。
私も、ライムギ、スペルト、南部小麦、もち麦、アワをゲットしました。
近くでお手伝いしている菜園に蒔いてみよう思います。
ヒトも種であり、私たちがこの自分という種をどうしていくのかは。
それぞれにかかっているのかもしれません。
そして、この地球上にヒトという種を残していけるために何ができるのか?
考えて行動していく時なのかもしれません。
いろんなタネをそれぞれが蒔いていければいいですね。